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桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『STUDYしまっせ大阪弁』

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桂三枝創作落語『STUDYしまっせ大阪弁』のあらすじ

アメリカの航空会社で、関西国際空港への便のサービスとして、パーサーやスチュワーデスが大阪弁を勉強している。ある日の授業風景は、前回の復習から。「もうかりまっか」の返事をエリザベスに聞くと、「ぼとぼとでんな」という返事が返ってくるといった調子で、皆の大阪弁はまだまだ頼りない。

会話のレッスンで、買物の際に値切る練習をすると、エリザベスは1万2千円の靴を1000円にまけろとめちゃくちゃなことを言い、エドワードは2万円にまけろとかえって損するようなことを言う。一番大阪弁が流暢なジャックも、ガラが悪すぎて注意される。授業をサボってばかりのローリーに練習の番が回ると、近くの店の値段を引き合いにしたり、商品の傷を見つけて値切ったり、やたらと上手。

復習の次は、今日の学習ポイントは強調。先生は、英語の「more」「most」のように、大阪弁も「むっちゃ暑い」「めっちゃ暑い」「くそ暑い」と変化すると教える。また、名詞の場合は「ど」をつければいいと教え、エリザベスに例文を作ってみるよういうと、エリザベスは「先生はどスケベ」と答える。

その後、実際のフライトの際に、エリザベスに機内アナウンスの順番が回ってくる。大阪弁が苦手と言いながら、何とかアナウンスしたエリザベス。一人の客がけったいなアナウンスだと言うと、連れの男は味わいがあっていいじゃないかと褒める。アナウンス後にエリザベスが機内販売をしていると、アナウンスを褒めた男が何か買うと言って呼び止める。スカーフを買うのに、エリザベスが会話にギャグを混ぜるので、男が聞いてみると、大阪弁の先生が覚えやすいようにギャグを教えてくれるのだが、そちらばかり覚えてしまって困っているという。

買物の後、「何か冷たいものをくれ」と男が頼むと、エリザベスは「締めたいもの」と勘違いして、ネクタイを持ってくる。男が英語も使ってわかりやすく頼むと、今度はちゃんと飲物を持ってくるが、機内が揺れて男の身体に飲物がこぼれてしまう。男が「何してくれんねん。ぼとぼとやがな」と怒ると、エリザベスが「No、No、それを言うなら、『ぼちぼちでんな』」というサゲ。

桂三枝創作落語『STUDYしまっせ大阪弁』の感想

これは外国人が大阪弁を勉強して話す落語ですが、CDに収録されているもののマクラは、関西人である三枝さんのマネージャーが東京の言葉を無理して話す話。三枝さんの東京言葉も何となく無理している感じがあって笑っちゃうんですよね。誰にとっても、自分の母国語でない言葉はなかなか板につかず、笑いのネタになりますね。

落語の方は、片言の大阪弁が飛び交います。片言の大阪弁で冗談を言うと、日本語がわかんなくて本気で間違えているのか、冗談で言っているのか全然わかんないんですよね(笑)。よく考えたら、実際に日本語を勉強している外国人が、冗談を言っているのに日本語がわかっていないと思われたというケースもありそうですね。

今や、日本語を上手に話す外国人タレントだけでなく、方言を上手に話す外国人もいますよね。タレントとしては、ちょっと日本語が片言くらいの方が面白いのかもしれませんが(笑)。落語も片言の登場人物でないと面白くないですね。私はCDで聴いたのですが、実際に観ることができたらもっと面白そうです。

桂三枝創作落語『STUDYしまっせ大阪弁』が聴けるCD

桂三枝大全集~創作落語125撰~第5集「STUDYしまっせ大阪弁」「又も華々しき華燭の典」「青い瞳をした会長さん」
桂三枝大全集 創作落語125撰 第5集
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