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桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『又も華々しき華燭の典』

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桂三枝創作落語『又も華々しき華燭の典』のあらすじ

男のもとに、去年再婚したはずの知り合いから結婚披露宴の招待状が届く。文面は前回と一緒で、そんなに何回も行ってられるかと男は文句を言うが、三度目の結婚の相手がどんな人か見てみたいから行ってみることにする。

披露宴の場は、三度目の結婚となる新郎と、二度目の結婚となる新婦との結婚ということで、ざっくばらん。司会の挨拶も「一年間のご無沙汰でした」と言う始末。媒酌人も、同じ人の媒酌を3回はどうかと思って最初は断ったのだが、新郎がどうしてもけじめをつけたいと言うので引き受けた。もし、またダメになって次があるとしたら、仲人は持ちまわり制にして欲しいと挨拶する。

カメラのメーカーに勤めている新郎の上司のスピーチは、カメラと万年筆を一つにした「かめまんねん」、カメラとマッサージ器を一つにした「かめまっさ」という商品の宣伝で終わってしまう。一方、新婦の恩師のスピーチは、高校の頃から不良で鳴らしていた新婦のエピソードを紹介し、真面目な新郎と会うのではないかという。

そんな披露宴の中、男は友達とムカムカする結婚式だと話している。三度目の結婚だから、よほど不細工な新婦だろうと思ってきたのに、美人で嫌になっているのだ。司会が新婚旅行の見送りの案内をするので、男と友達はどうしようか、行かないで飲みに行こうかと相談するが、まだ飲みに行くには早いので、堂上げで落としてやろうなどと言いながら、見送りに行くことにする。

見送りの場では、一人の男がやたらと元気に万歳を叫んでいる。何であんなに張り切って万歳をしているのだと聞くと、その男は新婦の前の夫だったというサゲ。

桂三枝創作落語『又も華々しき華燭の典』の感想

これは、「新婚さんいらっしゃい」をしている三枝さんならではの創作落語かもしれませんね。桂三枝大全集 創作落語125撰 第5集についていた三枝さん自身の文章によると、「新婚さんいらっしゃい」にも再婚夫婦が増えてきて、そういった夫婦の結婚式はこれまた盛大だったりするのだそうです。私の周囲では、再婚の場合はあまり盛大にはやらない方が多い気がしますが、これはやはり「新婚さんいらっしゃい」に出るくらいだから、目立つことをすることが好きなカップルが多いのでしょう(笑)。

だから、この落語はあながち創作の世界ではなく、現実をちょっと面白くアレンジしたような落語なのかもしれませんね。司会の挨拶「一年間のご無沙汰でした」はさすがに実際にはないか(笑)。でも、何度も呼ばれた出席者のご祝儀に関するぼやきは、本当にありそうです。3度目の結婚をする男友達の結婚相手となるくらいだから、さぞかしブサイクだろうと見に行ったら、意外とキレイで腹が立つというのもありそうだなあ(笑)。

最後のサゲも、養育費の支払いに苦しむ人が少なくないなか、意外と現実的なサゲ?!

桂三枝創作落語『又も華々しき華燭の典』が聴けるCD

桂三枝大全集~創作落語125撰~第5集「STUDYしまっせ大阪弁」「又も華々しき華燭の典」「青い瞳をした会長さん」
桂三枝大全集 創作落語125撰 第5集
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