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桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『シルバーウェディングベル』

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桂三枝創作落語『シルバーウェディングベル』のあらすじ

83歳を過ぎた父親が再婚するのに結婚式を開くという。息子は再婚はともかく、高級ホテルでの結婚披露宴はする必要ないだろうと説得するが、父親は「相手の気持ちもあるから。若い女性は結婚式・披露宴をしたいものだから」というので、びっくりして相手の年齢を訊くと71歳だという。どこが若いんだと息子がいうと、一回りも違う若い女性じゃないかと父親は言う。

相手の奈美恵さんの娘婿がロイヤル帝国ホテルに勤めていて、半額で挙式と披露宴をしてくれるからというので、息子がしぶしぶ了承すると、父親は再来週の日曜だからよろしくという。ずいぶん、すぐの話だとびっくりすると、シルバーウェディングプランは半年や一年先だとどちらも生きている保証はないので、申し込んでから2週間以内にやる決まりになっているのだという。

さて、披露宴の本番、新郎新婦入場では二人の足どりは頼りなく、席に着くまでに30分かかる。司会者も杖をつきながらの司会で、老眼鏡を忘れて、仲人の名前を間違える。出てきた仲人は、これまで何度も仲人役をやってきたが、新郎新婦より仲人の方が若いのは初めてだという。一緒に仲人を務めているのは、血圧が高くて救急車に呼ばれた妻に代わって、妻の妹にお願いしたといい、義妹の経歴紹介を長々と始めて、その紹介はいらないと司会に注意される。

次に新郎の恩師のスピーチの予定だったが、何しろ高齢で今朝家を出るときに倒れてしまい、そのまま他界してしまったということで、皆で黙祷を捧げる。その後の新婦の主治医のスピーチは、「腰痛を直すための108の方法」で、皆熱心にメモを取りながら聞いている。

その後も、食事は歯の悪い新郎新婦の希望で、豆腐の会席料理。二次会も新郎新婦が眠たがっているのいるので中止。最後に花束を渡す相手は、新郎新婦のご両親ではなく娘息子。式次第は普通の結婚式のようなものだけど、どこか違った結婚式。

桂三枝創作落語『シルバーウェディングベル』の感想

83歳のお父さんが「結婚相手が若い」と言って、相手の年齢を聞いてみると71歳。「30歳の男が18歳の女性と結婚するのと同じ」と言われれば、確かにそうなんですが(笑)。

でも、この落語、社会の高齢化がますます進んでいく中、あながち落語の世界だけの笑い話とも言いきれないですよね。結婚式や披露宴はともかく、高齢者が結婚するケースは増えそうですし。そこに企業が目をつけることもないとは言えないだろうから、高齢者カップル用の結婚式・披露宴プランがあってもおかしくないかも。この落語の中では、ホテルのシルバープランが申し込みから2週間以内に式をしないといけない(あまり先だと式を挙げる方が健在かわからないので)ことになっているのですが、これは実際にはないだろうけど何だか納得しちゃいます(笑)。

桂三枝創作落語『シルバーウェディングベル』が聴けるCD

桂三枝大全集~創作落語125撰~第6集「ぼやき酒屋」「シルバーウエディングベル」
桂三枝大全集 創作落語125撰 第6集
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