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桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『憧れのカントリーライフ』

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桂三枝創作落語『憧れのカントリーライフ』のあらすじ

過疎で困っているある村。人口が増えないと廃村になってしまうということで対策を考え、テレビのドキュメンタリーで紹介されていた、家を無償で提供して都会の人の移住を募集するという村の真似をすることにする。

新聞記事で取り上げてもらってしばらくした頃、小学校に入ったばかりの息子と生まれたばかりの娘をつれた夫婦が村長のところにやってきた。いじめに会った息子と朝から晩まで働きづめで疲れた父親のことを考えて、移住を検討しているという。今住んでいる家に比べてとてつもなく広い家にびっくりするが、医者は牛専門の獣医のみ、学校は廃校になっていると聞き家族会議。いろいろ検討した結果、とりあえず住んでみることに。

しばらくのちに妻が夫に「本当にここに来てよかった」と。空はきれいだし、村の人が皆親切で野菜は家にもりだくさん。息子もいじめる人がいないどころか、学芸会でも主役。娘は皆が抱かせてくれといってくるので、妻も家事をするのが楽。

そんな話をしていたところ、村の住民がやってきて、うちのばあさんが冥土の土産に一度娘さんにお乳を吸わせてみたいと言っているというお願いをしに。ついでに、山火事の防災訓練の参加を頼まれる。その次に来た村民には御詠歌の練習への参加を頼まれる。そんな調子で、朝から晩までびっしりつまったスケジュールを見て「たまには都会でのんびりしたい」というサゲ。

桂三枝創作落語『憧れのカントリーライフ』の感想

CDに付いている桂三枝の文章によると、落語会で全国を回っても田舎の風景がどこも同じようになってしまって、田舎を描いた落語(田舎を笑いものにするものではないような落語)を作りたいと思って作った落語なのだそうです。

でも、本当に、田舎暮らしを夢見るのは楽しいですが、実際に暮らすとなるといろいろ大変ですよね。この落語は村の人付き合いに疲れて、「たまには都会でのんびりしたい」というサゲですが、能天気に笑えるものでもないというか、確かに都会の『自分を知らない人に囲まれている』状態は楽なんですけど、それで犯罪も起きやすくなったりしている面もあると思うので、難しいところですよね。落語は単に笑えるものというだけではなく、社会風刺っぽい面もあると思うのですが、この落語などはまさにそんな落語です。

桂三枝創作落語『憧れのカントリーライフ』が聴けるCD

桂三枝大全集~創作落語125撰~第4集「怪談ー北病棟31号室」「憧れのカントリーライフ」
桂三枝大全集 創作落語125撰 第4集
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