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桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『くもんもん式学習塾』

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桂三枝創作落語『くもんもん式学習塾』のあらすじ

やくざの親分に呼ばれて子分たちが集まったところ、親分が今度この組で学習塾を経営することにしたという。学習塾の経営者が博打で借金を作り、その借金のカタとして手に入った学習塾をそのままにしておくのはもったいなし、素人衆がえげつない商売をする昨今だから、こちらは真っ当なことで金儲けしてやろうと、学習塾を始めることにしたのだと。学力だけでなく義理や人情を教え、根性もたたきなおせる学習塾として、組の中で教えられそうな人を講師にして、本当に塾を始めてしまう。

授業風景を覗いてみると、「わからないことがあっても聞くな。頼れるのは自分だけ。自分で何とかしろ。」と言ったり、英語の授業の例文がやくざの日常会話だったりとめちゃくちゃなのだが、とにかく先生が怖いので生徒は皆猛勉強し、成績はうなぎのぼり。親は喜ぶ。

親への対応は親分にとってはとても億劫だが、今度「フケイ参観をしなければならない」と言う。講師が「いや、最近は『父兄参観』ではなく、『保護者参観』というのだ」と教えると、「いや大阪府警による「府警」参観なんだ」というサゲ。

桂三枝創作落語『くもんもん式学習塾』の感想

義理や人情を教え、根性もたたきなおせる学習塾、本当にあったら流行るかもしれませんね。でも、今の世の中、やくざと言われる人たちにも昔のような義理や人情があるかどうか怪しいような気もしますが(笑)。

CDにある解説によると、これは少子化が進む前の学習塾が相当盛んだった時代に作った落語で、その当時は今とは違うストーリーだったそうなのですが、少子化が進んで学習塾の経営が困難になってきた時代を受けて内容を変えたそうです。三枝さん曰く、ちょっと前に作った創作落語でさえこうなのだから、古典落語をやるのはいかに大変かと。でも、古典落語を聞くのは、落語の中でその時代にタイムトリップできるようなところも魅力なんですよね。内容を変える前のこの落語がどういうストーリーだったのかも、どこかで聞ければ面白いなと思います。

桂三枝創作落語『くもんもん式学習塾』が聴けるCD

桂三枝大全集~創作落語125撰~第3集「くもんもん式学習塾」「おーいキャディさん」
桂三枝大全集 創作落語125撰 第3集
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