『おーいキャディさん』
桂三枝創作落語『おーいキャディさん』のあらすじ
老人ホームのおばあさんは毎日退屈。仕事にでも出て退屈をまぎらわしたいとゴルフ場で働きたいと言い出す。ゴルフ場側も人件費が安く済むということで、採用されることになった。
先輩キャディにいろいろ教えてもらって、ついにお客さんについて回るキャディーデビューの日。客がかなり待ってからやっとカートがやってきて、道に迷っていたという。「ドライバーをくれ」というと「あぁ、ねじ回しですね」、「風はどうか」と聞いても「風邪は三日前に治りました」といった調子で、とにかく全てが的外れ。これではたまらないと、今度また同じ面子で集まって仕切りなおしをしようということにする。さて、その仕切りなおしの日、キャディーさんが来てみたらキャディさんも同じ人だったというサゲ。
桂三枝創作落語『おーいキャディさん』の感想
この落語の面白いところは、自分がわかっていないことに全く動じないおばあさんキャディですね。落語なら笑えますが、実際にそんなキャディさんに当たったら、即苦情でしょう(笑)。
「桂三枝大全集 創作落語125撰 第3集」にある三枝さんの文章になるほどと思ったのですが、
同じスポーツでもゴルフのように一人が打ってという風に、ある種自分との戦いの場合はいいが、これがテニスとか卓球とかは落語では難しい。また、野球になると実況席か、野球の試合以外で表現していくしかないので、ゴルフはスポーツで落語にできる唯一のものかもしれない。と書いてあるんですね。確かに創作落語でもスポーツを主題にするものってなかなかないですね。三枝さん以外の方だと誰か題材にしている人がいるのでしょうか。
桂三枝創作落語『おーいキャディさん』が聴けるCD

桂三枝大全集 創作落語125撰 第3集