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桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『悲しみよありがとう』

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桂三枝創作落語『悲しみよありがとう』のあらすじ

恩師の先生がなくなって、お通夜に世話になった生徒達が集まる。先生の死を悲しみながらも、学生当時の渾名通り、ご遺体がオランウータンに似ているので、笑いが込み上げて困ったなどと不謹慎なことで盛り上がる。

離婚したと噂のある同級生がきたので話を聞いてみると、それは他の奴で、奥さんが息子の塾の先生とできてしまって離婚したとのこと。違う男は、会社がつぶれたあげくに、他人の保証人になったことで自己破産、奥さんがその心労でなくなって今は行方不明だという。それを聞いた同窓生の一人が、今の自分がみじめなので、同級生の不幸話にはホッとすると言って、皆にあきれられる。

そこに噂になった、離婚した男と自己破産した男がやってくる。話を聞いてみると、離婚した男は25歳下の女性と一緒に暮らしていて、幸せいっぱいだという。自己破産した男は、証券会社勤務時代に客として接したやくざの親分に面倒を見てもらって、今は羽振りがいいという。不幸話を聞いて自分を慰めようとしていた男はがっかり。

話は違う同級生のことになり、ずっと連絡取れないが今はどうしているかと言うと、一人の男がばったり会って今はおかまバーのママをしているという。そこに本人がやってきて、当時の面影は全然無し。すっかり女性姿が身についていて、皆は戸惑いながらも受け入れていく。

ところで、一番先生に迷惑を掛けた男が来ないのはどうしているかと、一人の男が怒り出すと、「いや、きている。お経を読んでいる坊さんがそいつだ」というサゲ。

桂三枝創作落語『悲しみよありがとう』の感想

確かに、冠婚葬祭というのは、疎遠になってしまった昔の友達や遠い親戚に会う場でもありますよね。歳を重ねると若い頃より心が広くなっていて思わぬ人と話が弾んだり、昔は冗談にはできなかったことが時間が経ったことで笑って話せたりするというのは、私もわかる気がします。

桂三枝大全集 創作落語125撰 第18集」にある三枝さんの文章によると、登場する生徒達が多すぎると難しいけど、少なすぎてもやりにくいのだとか。落語は一人で全ての登場人物を演じ分けないといけないので、こういったところは何度も高座で演じながら、やりやすいところに落ち着いていくものなんでしょうね。

桂三枝創作落語『悲しみよありがとう』が聴けるCD


桂三枝大全集 創作落語125撰 第18集
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