『よしもと花の月旅行』
桂三枝創作落語『よしもと花の月旅行』のあらすじ
吉本興業が行っている企画、芸能人との旅行ツアー、今度は月旅行を企画する。月旅行にふさわしい芸人は誰かとあれこれ考えたあげく、「西川きよしと桂三枝と行く月旅行」という企画になる。月旅行の前日の西川邸では、これが最後かもしれないと家族の記念写真を撮ったり、ちょっと心配しながらも月旅行の日を迎える。
月に到着する前に寄る宇宙ステーションで休憩となり、西川きよしは「地球を見ながらお酒を一杯」と気取るが、宇宙食なので一口で終わってしまい味気ない。雑談をしながら過ごしていると、桂三枝のマネージャーがやってきて、「宇宙ステーションが宇宙人に乗っ取られ、桂三枝が拉致された」とやってくる。ついては、宇宙人が西川きよしに話したいことがあるというので来てくれ、と言われ、西川きよしはびくびくしながら宇宙人のもとに向かう。
宇宙人のところに行くと、「自分達の星はコンピュータに全てを制御されてしまい、笑いの精神がなくなってしまった。だから地球のお笑いの人を連れて行って、笑いのノウハウを取り込みたいと思っている。桂三枝に、1年間あれば大丈夫で、ギャラを吉本の5倍は出すからと言ったのだが、桂三枝は納得しない。桂三枝をどうか説得してくれ。」と言われる。西川きよしは三枝のところにいき、「大阪の、地球の代表として笑いを伝えるなんていいじゃないか」と言うと、「創作落語をもう1席作らないといけないから、代わりに行ってくれないか」と言われ、西川きよしは了承する。
5倍のギャラを楽しみにし、国会のことも三枝に頼んで出発すると、出発してから片道に20年かかると言われるというサゲ。
桂三枝創作落語『よしもと花の月旅行』の感想
月旅行ができるようになるにはまだちょっと時間がかかるかもしれませんが、宇宙旅行はそろそろ本当に夢の話ではなくなりそうですね。旅といえばご当地の食べ物が一つの楽しみですが、この落語のように宇宙食だとそういう楽しみはなくなってしまうかもしれませんね(笑)。
ちなみに「桂三枝大全集 創作落語125撰 第16集」では、「西川きよしと桂三枝は吉本の看板なので」とさらっと言っていますが、やっぱりこれが三枝さんの本音と言ったところでしょうか(笑)。
桂三枝創作落語『よしもと花の月旅行』が聴けるCD

桂三枝大全集 創作落語125撰 第16集