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桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『お祭り代官行列』

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桂三枝創作落語『お祭り代官行列』のあらすじ

寂れてしまった町を何とかしようと、町長が町の若いものに町おこしの企画を考えてもらう。その結果考え出された企画が「お祭り代官行列」。昔この町がまだ村だった頃、梅木孫太夫という代官が飢饉のときに村を救って、神社にもなっている。その代官を見直して代官行列をしたり、体育館で物産展をしたり、新米でおにぎりを作って配ったり、腰元コンテストをしたり、というお祭りだと言う。そして、町長には第1回のお祭りの代官を務めて欲しいと言われ、町長は気をよくして引き受ける。

さて、お祭り当日、準備ができた町長に、お祭りの実行委員が「遅い」と言って困っている。何が遅いのかと聞いてみると、馬が来るのが遅い、町長は馬に乗って行列に参加することになっているのだという。が、実は町長は馬に近づくのも嫌、競馬もやらないし、馬面の人も嫌いなのだと言い出す。実行委員は老いぼれの馬で暴れたりは絶対しないからと言い含める。

そこに馬が来て、「飾りをつけようとしたら、暴れて困った」と言う。老いぼれの馬のはずだと言うと、その馬は10日前に死んでしまい、代わりについ先日まで競走馬として活躍していた馬を連れてきたという。嫌がる町長を無理矢理馬に乗せ、行列に参加させるが、観客がフラッシュを焚いたところ、馬がびっくりして走り出してしまった。

場面は切り替わって、お祭りの打ち上げ。お祭りは盛り上がって、最初としては上々、皆で乾杯をする。乾杯後に誰かが言った言葉が、「後は村長を見つければいい」というサゲ。

桂三枝創作落語『お祭り代官行列』の感想

桂三枝大全集 創作落語125撰 第17集」の解説によると、これは三枝さん自身の体験から作られた落語とのこと。ある町の町おこしの協力をすることになって、最初は田植えか稲刈りの行事に参加して盛り上げていたのが、要求がエスカレートしていって祭りに参加することに。

そして実際に行ってみると、代官になって馬に乗ってほしいと言われ、三枝さんは馬が嫌い(ちなみに飛行機も嫌いだそうですね)なので断ったけど、断りきれず結局馬に乗って行列に参加したとのこと。嫌なことをさせられてもそれだけでは済まさず、それを落語にしてしまうところがすごいですね。

桂三枝創作落語『お祭り代官行列』が聴けるCD


桂三枝大全集 創作落語125撰 第17集
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