サイトイメージ

桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『作文』

このエントリーをはてなブックマークに追加 

桂三枝創作落語『作文』のあらすじ

写真屋の主人、今日も商店街の会合の後、散々飲んで酔っ払って帰ってくる。妻は怒って小言を言う。結婚するときには仕事にやる気があったのに、今は近所の人にも先代に比べたら写真が下手だと言われ、お酒に逃げるばかり。ましてや今日は子供の誕生日だというのに、遅くまで飲んでくるアンタにこれが読めるのかと、妻が主人に息子が書いた作文を差し出す。

その作文を読むと、お父さんは優しいけど一度だけ叩かれたことがある。僕が幼稚園に上がる前にお店の写真で遊んでいると、お父さんが怖い顔をして飛んできて、「お店の写真で遊ぶな」と怒鳴られた。「お客さんの思い出を粗末にするような奴、自分が心を込めて焼いた写真で遊ぶような奴は許せん」と言われたという。僕はお父さんのような立派な写真屋になりたい。と書いてある。写真屋の主人は、何をやっても先代を越えられないとやけになっていたが、この作文を読んでから心をあらためて仕事に励みだす。

それからしばらくして、妻や子供が働きすぎだと心配するくらい働いている主人。近頃は、ここで写真を撮ると見合いもすぐ決まる、と評判のお店になっている。これも息子の作文のおかげだと息子にお礼を言うと、実はあの作文は母親にあのように書けと指図されて書いたという。そんな作文を書かせるなんて、よく思いついたなあと妻に言うと、「いや、私も子供の頃、母親に書かされたのよ」というサゲ。

桂三枝創作落語『作文』の感想

笑いで始まって、途中で泣かせて、最後笑いで終わるこの落語、人情話といってもじめじめしているところはなくて、楽しく聴けます。ちなみにこれは、創作落語の人情話の中で一番最初に作ったものだそうですよ。

桂三枝大全集 創作落語125撰 第21集」にある解説によると、この落語は鳳啓助さんの劇団でお芝居になったそうです。涙もあるけど、最後笑いで終わるこの落語、お芝居でやったらどうなるか、観てみたいところです。

桂三枝創作落語『作文』が聴けるCD


桂三枝大全集 創作落語125撰 第21集
Copyright(c) 桂三枝の創作落語あらすじメモ All Rights Reserved.