サイトイメージ

桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『君よモーツァルトを聴け』

このエントリーをはてなブックマークに追加 

桂三枝創作落語『君よモーツァルトを聴け』のあらすじ

魚屋の主人、息子が病気になったときに助けてくれた医者にお礼をしようと、活きのいい魚を医者の家に持って行く。医者は、自分は外出するのがあまり好きでないから、こうしていいものを持ってきてくれるのはとても嬉しい、こういうものを食べながら音楽を聴くのが一番の至福のときだと言う。

私も北島三郎が好きだが、先生はどんな音楽を聴くのかと聴いてみると、クラシック、特にモーツァルトが好きなのだとか。モーツァルトは600曲もの曲を作り、っ曲も堅苦しいものではなく楽しませるものだと聴いて、魚屋は自分も聴いてみたいと言い出すが、聴いてみてもよくわからない。とにかく、帰って妻に話ができるようにしておこうと、モーツァルトのエピソードをいろいろ医者に聞く。

音楽鑑賞もそこそこに家に帰って、どこをぶらぶらしていたのかと怒る妻に、主人は先生と話をしていたのだと、聞いた話を妻にしようとする。が、「幼少の頃のピアノの才能を宮殿の皆が聴いて舌を巻いた」というのが「当時の宮殿のしきたりで柱に舌を巻きつけた」、「ピアノの鍵盤の上に布を敷いて鍵盤が見えないようにしても弾けた」というのを「旋盤の上に布を敷いた」といい間違いばかり。話が終わったところで、ウチの息子に人並みはずれた才能はないかと聞くと、料理の中から嫌いなにんじんを取り分けるのが上手いというので、それを布を敷いた上でさせろというサゲ。

桂三枝創作落語『君よモーツァルトを聴け』の感想

三枝さんにとって、600曲も作曲したモーツァルトは憧れの人だそうです。確かに、創作落語を100以上作るのもすごいことですが、600曲の作曲というのはそれを上回る偉業ですよね。

この落語のように、聴いた話をことごとく言い間違えて変な方向に行ってしまうというのは、古典落語にもよくあるパターン。「桂三枝大全集 創作落語125撰 第13集」の解説によると、創作落語を作る際に『古典を現代に』というコンセプトで、この手法を取り入れたのだそうです。この落語で興味を持った方は、そうした手法の古典落語を聴いてみるのもいいのでは。

桂三枝創作落語『君よモーツァルトを聴け』が聴けるCD


桂三枝大全集 創作落語125撰 第13集
Copyright(c) 桂三枝の創作落語あらすじメモ All Rights Reserved.