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桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『ヘラクレスの心』

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桂三枝創作落語『ヘラクレスの心』のあらすじ

おかまバーのホステスが、ママに辞職を申し出る。漁業の実家の父親が亡くなり、新しい船を買った借金を返さないといけないので、自分が後を継ぐことにしたのだとか。

売れっ子ホステスが辞めると聞いてママは残念がるが、それよりすっかり女らしくなっている男が本当に漁業の世界でやっていけるのか心配。何しろこのホステス、皆で観覧車に遊びに行ったときは「揺れる~!」と大騒ぎするわ、寄せ鍋をしたときは「魚が怖い~!」と騒いでいたくらい。揺れる船に乗って、魚を獲る仕事ができるとは思えないのだ。

そこで思い出したのが、男らしくなれる道場。店の客の息子が、ビジュアル系バンドで化粧もしてなよなよしていたのだが、警察官として働くことになって、その前に「ヘラクレスの心」という男らしくなれる道場に通い、今はバリバリ働いていると聞いたのだ。ママが道場に通えるよう手配するから10日間のコースに行きなさい、ということになった。

後日、ホステスは言われた建物へやってくる。受付にいた軽そうな男に声を掛けると、先生を呼んでくるというが、出てきた先生は受付にいた男と同一人物。このように同じ人でも心の持ちようで変われるのだという。この道場では仕草を無理矢理男らしくするよりも、心が男らしくなれば自然と仕草に出てくるという考え方で、さっそく男らしさを磨くイメージトレーニングが始まる。10日間通った結果、まだ女性の気持ちも残っているが、初日に比べたらだいぶ男らしくなった元ホステス。その気持ちで頑張れと道場の先生に言われて、故郷に帰る。

それから1年半後、おかまバーに元ホステスからの手紙が届き、皆で読んでみる。すると、言葉遣いも男らしく、漁業長の娘とできちゃった結婚をしたということで、ホステスの皆はすごい!と褒めまくる。

一方、故郷では「海へ行くぞ」「お弁当お待たせ」と言う会話が繰り広げられている。しかし、会話をよく聞くと、海へ出て男らしく魚を獲りに行くのが漁業長の娘、弁当を作っているのが元ホステスというサゲ。

桂三枝創作落語『ヘラクレスの心』の感想

サゲは予想通りと思ってしまいましたが、この落語は筋よりも、おかまホステスを演じる様子が面白い話ですよね。道場で少しずつ男らしくなっていく様子なんかは、CDで聴くのではなく実際に観たいところです。

桂三枝大全集 創作落語125撰 第28集の解説には、三枝さんの知り合いのおかまクラブのママの実話が紹介されているのですが、これも落語にして欲しいくらい面白い。たぶん落語にはなっていないので、桂三枝大全集 創作落語125撰 第28集の解説文でお楽しみくださいね。

桂三枝創作落語『ヘラクレスの心』が聴けるCD


桂三枝大全集 創作落語125撰 第28集
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