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桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『医ー家族』

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桂三枝創作落語『医ー家族』のあらすじ

ある町医者の病院で、息子が父親に相談があると言うが、今日はこれから手術の後に診察、往診、医師会の集まりと忙しいと言って取り合わない。盲腸の手術なのだが、今時町医者で手術してくれる患者はおらず、久し振りの手術で張り切っているのだ。御飯をかきこみながら、妻や看護婦に指示を出し、手術帽が見つからないから妻のシャワーキャップをかぶって、手術へと向かう。

患者はシャワーキャップをかぶった医者を見て噴出すが、医者は患者の心を和らげるために外国でこのような手術帽が流行っていると言い訳する。気分の和らいだ患者は、実は町医者での手術で不安だったが設備がしっかりしていて、安心したという。麻酔をしても話はできるので、医者が患者に説明をしながら手術を始める。

そこにどうしても話を聞いてほしい息子が入ってきて、医者になるのは辞めると宣言する。何年もかけて医大に入ったのに何を言うんだと、親子喧嘩が始まる。患者は不安になって、私の手術はどうなるのかと訴えるが、息子が医者になるのを辞めて役者になりたいというとまた喧嘩が再開する。すると看護婦が患者の様子がおかしいことに気づき、医者は大慌てするが、実は患者が注意を自分に向けさせるための芝居だった。医者は混乱して、ついには医学書を取り出しながら、どうにか手術を終わらせる。

患者はもう町医者での手術は絶対しないと言いながらも、タクシー会社で示談係をしているということで、医者の息子を説得してあげようとするが、息子は決意が固く、もう医大に退学届けも出したと言って、家を出て行く。借金がたくさんあるのに、誰も後を継いでくれずにどうするんだと妻が攻めると、医者は次の息子にかけると言い出す。妻は50歳を過ぎているのに、次の息子は無茶だと言うと、医者は実は看護婦さんに仕込んであるのだというサゲ。

桂三枝創作落語『医ー家族』の感想

桂三枝大全集 創作落語125撰 第28集」によると、この落語は何とウッディアレンの映画を観ていて思いついたのだそうです。その映画の中に、医者の父親が手術している最中に息子がプライベートな話をする場面があって、それを落語にできるのではないかと。

前に立川志の輔の新作落語「歓喜の歌」を映画にしたというのがありましたが、映画をヒントに落語を作るというのもあるんですね。

桂三枝大全集 創作落語125撰 第28集」の解説にはもう一つ面白い話が紹介されていて、この落語はコントにしたこともあるのだそうです。医者が三枝さんで、患者が横山やすしさん。この患者の慌てっぷりを横山やすしが演じたら、、、と想像しただけでも楽しいです(笑)。

桂三枝創作落語『医ー家族』が聴けるCD


桂三枝大全集 創作落語125撰 第28集
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