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桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『穴バーにて』

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桂三枝創作落語『穴バーにて』のあらすじ

穴場紹介を担当している雑誌記者、紹介する店がなくて困っている。そこで、以前紹介した変わった店に行き、そこの客なら他の変わった店も知っているだろうと、話しかけてみる。話しかけられた男は、君がこの店を雑誌に載せたのかと怒り出す。雑誌に載ったせいで、うるさい客が増えて困っているというのだ。雑誌記者は謝りながら、どうか他に穴場の店があったら教えてくれと頼み込む。

男が、とっておきの穴場に連れて行ってやるというので、雑誌記者はその日の支払いだけでなく、男のツケまで払ってあげて、店を出る。遠いのでタクシーで行こうとするが、タクシーはなかなかつかまらない。二人でなぞなぞをして時間をつぶしながら、タクシーをやっとつかまえて、穴場の店に向かう。

着いたところは住宅地で店などはなく、記者は騙されたと怒り出す。すると、男は「もう店の前に来ている。その足元がドアで、地下に店があるのだ」という。地下にシェルターがあり、それがバーになっている、これが本当の穴バーだというのだ。入って地下に降りると、確かにバーの造りになっている。しかし、店の人がいない。

やっぱり騙したのかと記者が怒ると、男はちょっと待ってくれと奥に行ってから、また出てきて「いらっしゃいませ」という。実はそこは男が経営している店だったのだ。携帯も通じない、地球と一緒に飲んでいる感覚が味わえる、本当の穴場なんだという。記者も本当の穴場に満足したというので、では雑誌に載せてくれるかと男が言うと、記者は「いや、ここを載せると私の穴場ではなくなる」というサゲ。

桂三枝創作落語『穴バーにて』の感想

これは私が一番好きな創作落語です。もうとにかく、この男が最高なんです!すっとぼけたことを静かに言うんですよね~。うるさくボケるより、断然笑っちゃいます。だいたい、

記者:あなたはウサギさんですか。
客:はい、そうです。
だけでこんなに笑えるって、三枝さんだからこそ!

記者が隣に座っていいかと断るくだりや、タクシー待ちの際になぞなぞ(笑)をはじめるところなど、とにかく独自の世界を持つ男。CDを聞くときには、電車の中とかではなく、笑っても大丈夫なところで聞いてくださいね(笑)。

桂三枝創作落語『穴バーにて』が聴けるCD


桂三枝大全集 創作落語125撰 第39集
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