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桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『花ぐもり―青春忠臣蔵三平篇』

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桂三枝創作落語『花ぐもり―青春忠臣蔵三平篇』のあらすじ

赤穂藩の藩主、浅野内匠頭に仕えた萱野三平。主君の浅野内匠頭が吉良上野介に刃傷に及んでしまう。萱野三平は江戸から赤穂まで4日で走り、事件の第一報を赤穂へもたらした。赤穂到着後、萱野三平は大石内蔵助の仲間に加わる。

萱野三平が討ち入りのための準備をしながら過ごしていると、父親から大島家へ仕官するよう勧められるが、大島家は吉良家との繋がりの深い家柄。萱野三平には大島家に仕えるつもりはもちろんないが、あまり断っていると討ち入りの計画がばれてしまうのではないかと恐れ、せめて討ち入りの日がわかればそれまで頑張るから討ち入りの予定を教えて欲しいと大高源五を通じて大石内蔵助に聞く。

萱野三平のもとに戻ってきた大高源五は、突然俳句を詠み出す。ずいぶん哀しい句だと萱野三平が言うと、大高源五はお前の辞世の句と言う。ちょうど今日は主君の月命日、ここは覚悟を決めろと大高源五に言われ、せかされるままに切腹する。

その後、討ち入りが済んだ後、懐の中に手を入れっぱなしの大高源五を不審に思って、堀部安兵衛がどうしたのかと聞くと、実はこの中に萱野三平の遺髪を入れてあり、討ち入りがうまく行ったことを報告していたのだという。彼らはすぐにあとを追うから待っていろと萱野三平に告げるのであった。

桂三枝創作落語『花ぐもり―青春忠臣蔵三平篇』の感想

三枝さんが歴史をしっかり紹介したいということなのでしょうが、すごく長い落語です。「桂三枝大全集 創作落語125撰 第31集」に収録されているものの中では、三枝さん自身が「長い落語なんです」と言っているくらい(笑)。

この落語は三枝さんの家への通り道に萱野三平屋敷跡があり、そこに寄ったりしているうちに、これを創作落語にしようとしたのだそうです。歴史を創作落語にしたものは他にもあるし、三枝さんは歴史が好きなんですね。

この創作落語の中の大石内蔵助は、どうすれば歴史に残るかを気にしていて、嫌な感じです(笑)。三枝さん自身が萱野三平の味方なんですね。歴史はこうやって贔屓を出してしまった方が、話として楽しめるのかもしれません。

桂三枝創作落語『花ぐもり―青春忠臣蔵三平篇』が聴けるCD


桂三枝大全集 創作落語125撰 第31集
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