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桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『憧れの老コン』

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桂三枝創作落語『憧れの老コン』のあらすじ

初めての老人コンパ、老コンがもうすぐということで、喜作じいさんは心が弾んでいる。幹事の千恵蔵じいさんに挨拶すると、実はこの老コンはあなたが奥さんを亡くしてからあまりにも元気がないので企画したのだという。千恵蔵さんのガールフレンドに話してみたら、ちょうどご主人を亡くしたばかりの原絹枝さんがいるから老コンしようということのなったのだ。原絹枝さんは、ご主人の介護から解放されて、とにかく元気だとのこと。

喜作さんが千恵蔵さんに老コンでどういう話をすればいいのか相談すると、千恵蔵さんの息子が毎日あちこちで合コンをしているので、合コンでの話題を聞いてメモしてきたものがある。これを参考に原さんと話をしてみろと言われて、メモをもらう。千恵蔵さんは、これを原さんに見えないようにして見ながら、話をしろとアドバイスする。

さて、老コンが始まり、自己紹介も済むと、喜作さんは原絹枝さんが気に入って、話しかけてみる。喜作さんがメモを見て「星座は?」と聞くと、「足に水が溜まっているら、(正座より)椅子がいい」という返事。「好きな芸能人は誰か」と聞いて、原さんが「(ジャニーズの)嵐」だと答えても、嵐勘十郎と間違える喜作さん。メモを見て「凝っているものは何ですか?」と聞いたときの原さんの返事が「首と肩」といった具合で、ちぐはぐな会話を繰り返す二人。

老コンからしばらくしてから、千恵蔵さんが喜作さんのところにやってくる。老コンした中で今でも付き合っているのは喜作さんと原さんだけだから、どこまで行っているのか聞きに来たのだ。「どこまで行った?」と聞いても、「この間奈良まで行ってきた」と相変わらず見当違いの会話をする喜作さんだが、実はもう一緒に原さんと一緒に住んでいることがわかって千恵蔵さんはびっくり。

部屋から出てきた原さんも交えて話して、「今度は若い人との合コンがしたい」という二人に、千恵蔵さんが「若い人と合コンしてどうするのか」と聞くと、「気に入った人がいたら介護してもらおうと思って」というサゲ。

桂三枝創作落語『憧れの老コン』の感想

日本は寿命も長いですし、奥さんや旦那さんを亡くして一人でいる元気な老人も多いと思うので、老コンは実際にありそうな気がしますね。この落語のようなことが、今もどこかで起こっているのかもしれません。

桂三枝大全集 創作落語125撰 第33集」の三枝さんの文章によると、意外な(と言っては悪いかな)ことが書いてあって、三枝さんは早く年を取って、男女のどうこうということからは解放されたいのだそうです。その方が女性と気楽に話ができると思うし、そこから本当のことが見えてくるという考えだとのこと。

確かに、若いうちは邪念が多くて、いろんなことが見えていないのかもしれませんね。。。

桂三枝創作落語『憧れの老コン』が聴けるCD

桂三枝大全集~創作落語125撰~第33集
桂三枝大全集 創作落語125撰 第33集
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