サイトイメージ

桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『笑説・宮本武蔵』

このエントリーをはてなブックマークに追加 

桂三枝創作落語『笑説・宮本武蔵』のあらすじ

佐々木小次郎と宮本武蔵が決闘をするということで、立会役の役人2名、その下役10名、医者1名が船島(巌流島)で待っている。小次郎は来たが武蔵がなかなか来ないので、役人は退屈。そこで、小次郎が勝つか武蔵が勝つか賭けをしようと言い出す。

普通に賭けていては、どちらも小次郎に賭けてしまうので、武蔵の掛け金を八倍で設定。小次郎が勝ったら小次郎に賭けた方に一両、武蔵が勝ったら武蔵に賭けた方は八両もらえることにする。武蔵を選ぶか、小次郎を選ぶかはじゃんけんで決めることにするが、下役の前でじゃんけんをしたら賭け事をしていることがばれてしまう。そこで、顔じゃんけんをすることにし、一番恥ずかしいパーの顔をした方が見事勝って小次郎に賭ける権利を得る。

そうこうしているうちに、太陽もまぶしくなってくる。武蔵はこれを狙っていたのではないかと役人が噂していると、ちょうど舟で武蔵がやってくる。記録しなければと慌てていると、既に武蔵は舟で帰っていき、小次郎は既に倒れている。負けた方の役人が、武蔵に「八両返せ」と叫ぶが、武蔵は去っていくというサゲ。

桂三枝創作落語『笑説・宮本武蔵』の感想

落語の中では、宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘はあっという間に終わってしまいますが、マクラで『戦いの真実はそういうもので、テレビの時代劇では桃太郎侍が登場してごちゃごちゃ言っているけど、その間に切られたらお終いだ』というネタをやっているので、それがあっさりした決闘場面の伏線になっているんですね。

また、この落語は顔じゃんけんのシーンが出てきますが、こういうのがCDを聴いている身にはつらいところ。さぞかし変な顔をしていたのでしょうね(笑)。しかも、じゃんけんということは、二人分の顔をしたんだろうし、これはいつか実際に見てみたいです。顔が筋肉痛になりそうですね(笑)。

創作落語の中に歴史ものは他にもありますし、三枝さんはきっと歴史が好きなのでしょう。桂三枝大全集 創作落語125撰 第34集の解説によると、これは創作落語の歴史ものの中で一番最後にできたものだそうで、「もう一つ歴史物が欲しい。それでどの辺にと思っていたところ、巌流島の決闘を選んだのである。」と書いてあります。それまでの歴史ものは、坂本竜馬・近藤勇・沖田総司が登場する「ゴルフ夜明け前」、源氏と平家の戦いを描いた「生中継源平」、赤穂藩士・萱野三平を描いた「花ぐもり」となっていて、最後に選んだものも巌流島の決闘ですから、三枝さんは歴史の中でも決闘・決戦の場面が好きなんだろうなと思います。

桂三枝創作落語『笑説・宮本武蔵』が聴けるCD

桂三枝大全集~創作落語125撰~第34集
桂三枝大全集 創作落語125撰 第34集
Copyright(c) 桂三枝の創作落語あらすじメモ All Rights Reserved.