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桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『花嫁御寮』

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桂三枝創作落語『花嫁御寮』のあらすじ

美容師の妻が帰ってきて、家で家事をしている夫がお疲れ様と出迎える。婚礼の仕事が入ったと喜ぶ妻だが、婚礼の仕事が入るたびに自分の娘がまだ結婚しないことが気になるという。娘は高校生のときから付き合っている人がいるのに、なかなか結婚しないのだ。

そこで妻が夫に相談があるという。先日、人間ドッグに行って健康だった夫だが、それを心臓が悪くて半年の命しかないことにしよう。それで、「お父さんが生きているうちに花嫁姿を見せてくれ」と言えば、娘も結婚するだろうというのだ。夫は、こんなに健康なのにそんなウソを信じるはずがない、と嫌がるが、妻はするべき演技を夫にいろいろ教えて、作戦を実行に移す。

娘はそのウソをすっかり信じ、娘の彼氏も「一人前になるまでと思っていたが、そういう事情なら結婚しよう」と結婚することになる。結婚式当日、父親は結婚式に出たがるが、母親はこの時期には寝たきりなっていないとおかしいからと許さない。娘が泣きながら挨拶に来て、父親は本当のことを言いそうになるが、母親がさえぎってウソを突き通す。

その後の新婚夫婦の家での会話。夫が、結婚申込の記念日に花を持って家に帰ってくる。そういえば、5年前にはお義父さんの命が危ないということだったが、先日一緒にゴルフに行ったら、走り回るわ、刺激物は食べるわ、熱いお風呂に入るわで、とても1年前にあんな状態だったとは信じられないくらいだという。

すると妻が、お父さんはいいけど、今度はお母さんだという。夫が何かと聞いてみると、先日のレントゲンで肺に黒いものがあった。そこで、お父さんのセリフが「お母さんが余命1年なので、生きているうちに子供の顔を見せて欲しい」というサゲ。

桂三枝創作落語『花嫁御寮』の感想

最近は、子供がなかなか結婚しなくても、昔ほど気にしなくなっているように思いますが、それでもやっぱり親御さんは気になるのでしょう。急いで結婚する気のない子供や交際相手に、ちょっとしたウソをつくというのは、実際にも結構ありそうな気がします。そんなことないでしょうか??

それにしても、この落語はお父さんが可哀想すぎません?演技のせいで結婚式に出られないのはひどいですよね(笑)。演技だけでなく、美容師の母親の手で特殊メークもしているので、娘さんは本当に病人だと思い込んでいます。

この落語のサゲは、当然娘に子供を早く生んでもらうために、両親がまたウソをついているわけですが、その際の両親の会話を想像するのも面白いです。私の勝手な想像では、お父さんとお母さんの間で、病人役を押し付けあったりしていたのではないかと思うんです。「あなた、また病気になってよ」「いや、今度はお前の番だ」みたいな感じでね(笑)。

桂三枝創作落語『花嫁御寮』が聴けるCD

桂三枝大全集~創作落語125撰~第35集
桂三枝大全集 創作落語125撰 第35集
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