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桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『平成CHIKAMATSU心中物語』

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桂三枝創作落語『平成CHIKAMATSU心中物語』のあらすじ

待ち合わせをして会ったチカとまっちゃんのカップル。チカが遅れてきたのでどうしたのかと聞くと、バーゲンに行ってきたという。これから死ぬのにどうしてバーゲンなのかというと、これから血を流して死ぬと思ったら、出血大サービスの文字が目に入り、ついふらふらと。心中のための服を買ってきたんだという。一方、まっちゃんもマージャンの誘いの電話に「予定は空いているから大丈夫」などと答えたりしているが、二人は心中のために取ったホテルに向かう。

二人は心中のために刃物を用意してきたが、チカがこの日のために研いだ包丁を取り出したのに対して、まっちゃんはこれしかなかったと丸型彫刻刀を持ってきた。そんなもので一気に刺せるかと聞くと、ダメだったらちょっとずつ彫っていくからという始末。段取りを決めている間に、ちょっと血が出たくらいでまっちゃんが大騒ぎして、やはり包丁で刺して死ぬのはやめようということになる。

次に首を絞めるのはどうかということになり、ホテルの部屋に付いているタオルや浴衣の帯を使ってみようとまっちゃんが言うが、チカがそれは損だと言う。自分の方が力が弱いから、同時にやっては私が先に死んで、まっちゃんがちゃんと後を追ってくれるかわからない。公平にジャンケンで、どちらが先にいくかを決めようということになり、まっちゃんが先に行くことになる。チカが任せてくれと締めようとすると、苦しいとかくすぐったいとか騒いだあげくに、この方法も止めようということになる。

それでは、ホテルの屋上から飛び降りるのはどうかとチカが言うが、そんなに簡単に屋上にはいけないだろうとまっちゃんが言う。屋上に行ってみると簡単に入れて、まっちゃんは高さにおののく。まっちゃんは、一緒に飛び降りるタイミングを何度も確認しながら先延ばしにしたあげく、部屋に戻って落ち着こうと言い、二人は部屋に戻る。

部屋に戻ったまっちゃんは青酸カリを取り出す。チカがなんで最初からそれを出さなかったのかと責めると、「失楽園」の真似みたいだから嫌だったのだという。せっかくだから高い酒で飲もうと、ルームサービスでピンクのドンペリを頼み、最後の一杯に青酸カリを入れることにして、二人はドンペリを飲みながら語り始める。死んだ気になったら何でもできるのではないかというチカに、まっちゃんもその気になり、一からやり直そうと心中をやめて頑張ることにした二人だった。

桂三枝創作落語『平成CHIKAMATSU心中物語』の感想

これから心中するというのに、いざとなると節約根性が出てきたり、危険なことを避けようとするのが面白いですね。チカが覚悟を決めているのに、まっちゃんがあれこれと理由をつけて時間をかける様子が笑えます。

桂三枝大全集 創作落語125撰 第40集」の三枝さんの文章には、「怖い話は舞台で話すのは楽しい。客をいかに怖がらすかが楽しいが、稽古を一人でしている時、結構怖い。電話がジャンとなったらびくっとするのだ。」と書いてあります。この落語はそんなに怖いというほどでもないですが、チカが覚悟を決めたときなどに突然電話がなったら、確かにびくっとしてしまいそうですね(笑)。

桂三枝創作落語『平成CHIKAMATSU心中物語』が聴けるCD

桂三枝大全集~創作落語125撰~第40集
桂三枝大全集 創作落語125撰 第40集
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