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桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『嗚呼、懐かしの歌がよみがえる』

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桂三枝創作落語『嗚呼、懐かしの歌がよみがえる』のあらすじ

歌手生活60周年を迎える男性歌手の舞台の幕が開く。彼は60周年を迎えながらもヒット曲が一つもない。実はレコードを一つも出していないのだ。昔レコードの話があったのだが、いざレコーディングというときに、彼に赤紙が来て、戦争にかりだされてしまったのだ。

兵役に取られたところで、マイクより重いものを持ったことがない男性歌手。結核にかかってしまい、入院することになる。そこで出会ったのが可愛い看護婦。くだらない笑い話ならいくらでもできるのに、好きだと告白することができないまま退院してしまう。その頃には、レコーディングの話はもちろん、歌の仕事もなくなっていた。

歌手生活60周年を迎えるものの、そのうち実際に歌手活動をしていたのは5年ほどという彼。退院してからは石鹸工場の守衛の仕事をしていたが、歌の練習は続けていた。その後、ある歌手の前座の仕事につき、そのときに憧れていた看護婦が見に来てくれる。彼女の仕事の様子を聞いてみると、看護婦を辞めて田舎に帰って結婚するという。彼は悲しみにくれながら、駅で彼女が田舎に帰るのを見送ったのだった。

彼もお見合いで結婚をし、二人の子供を授かる。ある日、大阪で看護婦の彼女に再会し、話を聞いてみると結婚はしていないという。実はあのとき、父親が借金を抱えたまま逃げてしまい、借金を返すために水商売に入ったのだという。二人はお互いに好きだったことがこのときわかり、彼は彼女の店に通うが、パトロンがいることを知り、彼は彼女とも別れ、妻とも別れる。

一人で寂しかった彼は老人ホームに入る。どの老人ホームに入るかの決め手は、このような舞台が施設の中にあったこと。実はこの歌手生活60周年ショーは、暮らしている老人ホームの中でのショーだったというサゲ。

桂三枝創作落語『嗚呼、懐かしの歌がよみがえる』の感想

桂三枝大全集 創作落語125撰 第41集」のジャケット写真を見ると、この落語は高座の座布団に座ってする落語ではなく、本当のコンサートのようなスタイルで、ピアノの生演奏もつけてやっているみたいですね。落語の枠を超えた創作落語と言えそうです。

それにしても三枝さんは歌が上手です。「桂三枝大全集 創作落語125撰 第41集」の説明によると、小学校高学年のとき、美しい高音を見込まれて(とご自分で書いています)、先生に無理矢理合唱部に入れられたとのこと。この落語を聴くときには、三枝さんの歌声も楽しみにして聴いてくださいね。

桂三枝創作落語『嗚呼、懐かしの歌がよみがえる』が聴けるCD

桂三枝大全集 創作落語125撰 第41集
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