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桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『夢いちもんめ―真珠王御木本幸吉物語』

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桂三枝創作落語『夢いちもんめ―真珠王御木本幸吉物語』のあらすじ

御木本幸吉の銅像ができることになり、出雲という新聞記者が取材をして記事を書くことになった。出雲はまだ若い記者で、字も知らない、常識もないという評判だが、御木本幸吉は常識にしばられてはいけないという考えの持ち主なので、ぴったりだろうということになる。

インタビューのときを迎え、出雲がさっそくインタビューを始めると、御木本はそんなに急ぐなと諌める。遠いところまでよく来たとねぎらう御木本に、「記者(汽車)が電車で来ました」とくだらない冗談をいう出雲だが、御木本は楽しい人が来たと喜ぶ。出雲と自分の分のウナギを出すよう手配して、インタビューを始める。

長寿の御木本に長生きの秘密は何かと聞くと、「病気をしないこと」という御木本に、出雲はちゃんとインタビューできるか不安になるが、養殖を始めたところから半生を聞き取る。途中で、ウナギが来たので、それを食べながら、御木本は苦労話を話し続ける。さて、ここからがいいところ、というところで、御木本は「眠くなったから今日はここまで。また来てくれ」という。ご飯を食べた後は眠ることにしているんだと言われ、出雲はどうすることもできずに帰る。

会社に帰って、上役の一人は「途中までしか聞けないなんて、やはり出雲はダメだ」というが、もう一人の上役は、「御木本さんは宣伝をたくみに利用する人で、途中までしか話さずに2週に渡って掲載させようとすることは想定していた」という。そこに出雲が、ミキモトからいただいてきたお土産を持ってくる。真珠貝から取れたものだということで、真珠が入っているのかと上役は大喜びするが、入っていたのは真珠貝の干した貝柱だったというサゲ。

桂三枝創作落語『夢いちもんめ―真珠王御木本幸吉物語』の感想

こういう、実際にいる人の話を落語にするというのは珍しいですね。「桂三枝大全集 創作落語125撰 第42集」によると、三枝さんは実際に御木本幸吉に会ったことはないそうですが、御木本幸吉は寄席が好きだったそうで、ぜひ落語にしようと思ったみたいです。調べれば調べるほど面白い人で、落語にできると確信したのだとか。

落語ですので脚色もあるだろうし、どこまでが本当のエピソードでどこまでが作り話かわからない。だから、聴いた方にも御木本幸吉本人に興味が湧いてきて、伝記でもあったら読んでみたいと思ったりします。

桂三枝創作落語『夢いちもんめ―真珠王御木本幸吉物語』が聴けるCD

桂三枝大全集 創作落語125撰 第42集
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