サイトイメージ

桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『結婚の申し込み』

このエントリーをはてなブックマークに追加 

桂三枝創作落語『結婚の申し込み』のあらすじ

24歳の息子が父親に相談事。29歳の彼女に子供ができてしまって困っているという。まだ結婚する気はないが、相手の親に会いに行くことになり、父親にも一緒に来て欲しいと甘えたことを言うが、父親は一人で行ってこいと送り出す。

彼女の家に行く前に彼女と落ち合い、今日の段取りを相談すると、結婚の申し込みを最初にしてくれと言われる。彼が結婚はまだ考えていない、、、と言うと、彼女はこれも作戦だと言う。まず結婚を申し込んで、結婚に反対させる。そこで、子供ができたことを言えば、子供なんてとんでもない、ということになり、それで話が収まるという訳なのだ。

彼女の家に着き、挨拶をする彼氏。彼女の父親が髪の毛が薄いのを気にしているのと、母親が太っているのを気にしているので、「薄い」「肥えた」などの言葉を使うなと事前に彼女に注意され、支離滅裂な会話になってしまう。一段落着いたところで、打ち合わせ通り結婚の話をしはじめる。

案の定父親が怒り出し、すかさず彼女が「婿養子になってもいいといっている」「1年以内に結婚、籍だけは今月中に入れる」と説明するので、彼氏はそんなことは聞いていないといぶかしむ。だが、警察官の父親は取調べの調書のように紙にしないと証拠にならないと言い出して、彼氏に婿養子になってでも彼女の面倒をしっかりみると書かせて、拇印を押させる。呆然としている彼氏に、彼女は私が親を説得するからとりあえず家に帰ってと、彼氏を送り出す。

彼氏が帰ると、父親は作戦成功と叫ぶ。これで養子にも来てもらえるし、娘も20代の内に結婚できると大喜び。すると娘が「これで安心して子供をしこめるわ」というサゲ。

桂三枝創作落語『結婚の申し込み』の感想

彼氏が可哀想になってしまう落語ですが、こんな彼女と付き合ったのが運の尽きというところでしょうか(笑)。彼氏の父親が面倒を嫌がるのに対し、娘と作戦を組んで婿を捕まえた彼女の父親。親の力添えの差がこの結果となったのかもしれません。これも何かの縁なので、彼氏には覚悟を決めて婿養子になっていただきたいものです(笑)。

三枝さんは、「新婚さん、いらっしゃい」の司会を長くやっているだけあって、結婚にまつわる落語も多いですね。「桂三枝大全集 創作落語125撰 第43集」には、結婚にまつわる実話が紹介されていて、そちらも面白い、、いや「面白い」と言っては、ご本人達に失礼かもしれませんが、現実はそんなものなのかと考えさせられる話が掲載されています。現実は、落語のようにうまくサゲて終わらせられないものなのかもしれませんね。

桂三枝創作落語『結婚の申し込み』が聴けるCD

桂三枝大全集 創作落語125撰 第43集
Copyright(c) 桂三枝の創作落語あらすじメモ All Rights Reserved.