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桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『夏の和尚さん』

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桂三枝創作落語『夏の和尚さん』のあらすじ

大工の親方が弟子のアパートにやってきて、あまりの暑さにびっくりする。クーラーも扇風機も故障、そして冷蔵庫まで故障していて、まともに使えるのは電気ストーブだけなのだ。親方は、こんなことだろうと思って、暑気払いに誘いに来たのだと言う。スポーツ新聞に、ホテルの最上階でビールの飲み放題をやっていると書いてあった。料金は1分30円という時間制。しかも、今日は浴衣を着ていけば半額になるという。

弟子が、行きたいが浴衣がないというと、親方は昔あったホテルの浴衣を取り出し、これを着ろという。弟子はその浴衣を着て出かけるが、やっぱり恥ずかしい。これだったら、道頓堀に飛び込んで涼んだ方がましだと言って、本当に道頓堀に飛び込んでしまう。道頓堀に飛び込んだせいで、親方と弟子は警察につかまる。親方の奥さんが和尚さんに説教するように頼み、和尚は「どんなに暑くても、心掛けしだいで暑さは感じない」と説教する。

説教されて悔しい親方は、弟子の暑いアパートに和尚を呼んで、「暑い」と言わせてやると企む。本当はまだ生きている弟子の父親を死んだことして、供養をしたいからとアパートに呼ぶ。父親が餅が好きだったから供えたいといって、火鉢で餅を焼く。更に、死んだ父親からのプレゼントだから、これを着ながら供養をして欲しいと言って、和尚に毛皮を着せてやろうというのだ。それでは、こちらも暑くてたまらないと弟子が言うと、我々はこっそり冷えピタを身体に貼り付ければいいという親方。最後までいったら、お布施を払わないといけないけど、そこまでいかないから絶対大丈夫だと親方は保証する。

和尚を呼んだ日、火が入った火鉢で部屋はものすごく暑くなっており、和尚も汗をだらだらかくが、「身体は暑がっても、心は暑さを感じない」と言い張る。予定通り毛皮をかぶせたり、時間を引き延ばしたりするが、和尚は最後まで「暑い」と言わずに無事供養を終える。弟子は仕方がなくお布施を払う。

和尚が帰った後、「話が違う、損した」と弟子が文句を言うと、親方が「半分払うから安心しろ」と言って、いくら払ったのか聞く。弟子が包んだのが千円と聞き、あまりの安さに和尚もびっくりするだろうと親方は言う。

お寺に帰った和尚は、暑くてたまらず、クーラーをつけろと大騒ぎ。大騒ぎしながら、お布施を開いて、「暑いけど、お布施は寒い」というサゲ。

桂三枝創作落語『夏の和尚さん』の感想

こういう、いたずら心ある話は、落語らしいですね。古典落語と言われても、違和感ないくらいです。でも、クーラーがあるような時代という設定じゃないと、話が成り立たないか(笑)。こうなるだろうとわかっていても、供養の場面では親方を応援してしまいます。

桂三枝大全集 創作落語125撰 第36集」の解説では、三枝さんのご先祖がちょっとした逸話までお持ちのお坊さんだという話が読めます。前に阪神が優勝できなかったときに髪の毛を坊主にしたとき、我ながら頭の形がいいと思ったそうですが、先祖がわかって納得したそうです(笑)。

桂三枝創作落語『夏の和尚さん』が聴けるCD

桂三枝大全集~創作落語125撰~第36集
桂三枝大全集 創作落語125撰 第36集
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