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桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『深夜のデパート-岡島警備員の報告』

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桂三枝創作落語『深夜のデパート-岡島警備員の報告』のあらすじ

老舗デパートの社長のところに課長がやってくる。課長が折り入って社長に話があるというのだ。課長は、最近売上が落ちているが、社内にも不平不満が渦巻いているので、それを解消するためにも聞き取り調査をしたい。そして、社員だけでなく、設備や商品にも不満があるはずだから、それも聞きたいという。何を馬鹿なことを言っているんだと社長が言うと、課長は警備員の中に設備や商品の不満を聞き取れる人がいるという噂があるという。社長はその警備員の日誌を持ってくるように言う。

課長が持ってきたのは岡島警備員の個人的な巡回日誌。昔、このデパートの洋酒売場でアルバイトをしたことがある人で、他の会社で定年退職になった後に、警備員としてこのデパートで働くようになったらしい。会社の日誌には「異常なし」と普通に書いているが、個人的な日誌にいろんな設備のぼやきがメモしてある。

エレベーターのぼやきには、「近頃、エレベーターガールがいなくて寂しい。一人で上ったり降りたりあほらしい」。マネキンのぼやきには「夏に秋冬物、冬に春夏物を着せられて、自律神経失調症になる」。紳士服売場の革靴のぼやきには「水虫の足に試し履きされて箱に戻されたら辛い」。そろばんのぼやきには「電卓の横に並べられたら老けてみられる」。マッサージチェアのぼやきには「ただ働きは疲れる」。

これを読んだ社長は、岡島警備員を呼び、「デパートの売上が落ちていて困っているのだが、設備や商品が何か言っていないか」と聞く。聞いているけど、そんなことは言えないという岡島警備員に、参考にしたいから言ってくれというと「社長が変わればいい」というサゲ。

桂三枝創作落語『深夜のデパート-岡島警備員の報告』の感想

ここに書いた設備・商品のぼやきはほんの一部。聞いていても楽しいし、自分でも何か考えたくなってしまいます(笑)。

桂三枝大全集 創作落語125撰 第30集」の解説によると、三枝さん自身が学生時代にデパートの洋酒売場でアルバイトをしていたのだそうです。この解説にはその頃の淡い思い出も書いてありますよ。CDを聞く際には、そちらもお楽しみくださいね。

桂三枝創作落語『深夜のデパート-岡島警備員の報告』が聴けるCD

桂三枝大全集~創作落語125撰~第30集
桂三枝大全集 創作落語125撰 第30集
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