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桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『待合せ』

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桂三枝創作落語『待合せ』のあらすじ

喫茶店の支配人が客の男に話しかけられる。待ち合わせているマチコさんが見つからないので、店内放送をして欲しいという。地下から3階まである喫茶店をざっと探したのに見つからないのだそうだ。支配人は、普通なら外からの電話の場合しか店内放送しないし、静かな雰囲気の店内を必要以上にうるさくしたくない。だが、初めてのデートなのでお願いしますと頼まれて、しかたなく放送をする。

2度放送しても来ないので、支配人は女性のアパートに電話してはどうかという。電話してみると、出かけているというので、男はやっぱり待つしかない。そこに別の男がやってきて、混んでいるから合席で座らせてくれと言う。どうぞと座らせて話をはじめ、女性と待ち合わせして小1時間待っているというと、男は「よくそんなに待てますな。女に待つくらいでないとけじめがつかない。」と息巻く。そこに彼女が来て、「待った?」「いや、今来たところだ」と言って去っていく。

そこで男は、彼女の母親の具合が悪かったことを思い出す。男は、倒れてマチコさんを待つ母親、母を支えるお姉さん、急いで母の元に駆けつけるマチコを一人で演じて、他の客に気持ち悪がられる。苦情を聞いた支配人は、さっきの客だと慌ててかけつけ、やめてくれという。

まだ女性が来ないという男に、支配人は「本当に16日の土曜日に待ち合わせしたんですか」と聞く。すると男は「待ち合わせは17日の日曜日です」という。「今日は16日の土曜ですよ」と支配人が言うと、男は「このまま明日まで待たせてもらいます」というサゲ。

桂三枝創作落語『待合せ』の感想

この客の男のすっとぼけぶりがいいんですよね。彼女が来なくて、勝手な想像を膨らませて。。。あくまでも自分や彼女にとって、都合のいい、美しい妄想しかしないところが憎めません。でも、実際にいたら面倒臭いでしょうね(笑)。

桂三枝大全集 創作落語125撰 第30集」によると、これは携帯電話がなかった頃に作った創作落語で、時代に合わせて電波が入りにくいということにしたり、携帯を忘れたことにしたり、内容を変えたのだそうです。でも、私としては、ちょっと前という設定でもいいように思います。もともと古典落語は江戸時代を舞台にしているし、面白ければ今に合わせなくてもいいんじゃないかなあ。

桂三枝創作落語『待合せ』が聴けるCD

桂三枝大全集~創作落語125撰~第30集
桂三枝大全集 創作落語125撰 第30集
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