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桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『良心』

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桂三枝創作落語『良心』のあらすじ

公園に一人の男がいる。彼は、勤めていた会社が倒産してしまったのだが、そのことを妻や子供には言えず、毎日出勤するふりをして公園で時間をつぶしているのだ。今日こそは家族に言わないといけない、どうしようとぼやきながら歩いていると、車道と歩道の間に紙袋を見つける。車から捨てられたゴミだろうと片付けようとすると、札束が入っている。同封されているメモには301万円と書いてあった。

最初はヤバいお金かもしれないと慌てるが、よく考えると自分は職を失って困っている身。これは神様が自分にくれた金かもしれないと都合のいい考えも起きる。良心と出来心に挟まれて散々悩み、交番の前を何度も行ったり来たりする。

家では妻と子供が、父親の帰りが遅いと心配している。実は妻は夫の会社に昔勤めていて、昔の友達から会社が倒産したことを聞いているのだ。そこに男がやっと帰ってきて、娘は父親に会社が倒産したことを知っていることを言ってしまう。妻は自分が働くから少し休んでくれと言い、夫が拾った金のことを言おうとしても、金なら心配しなくていいと妻は夫にしゃべらせない。

会社に行く振りをやめた男は、家で時間をもて余している。あの金は3日間持ったままでいたのだが、結局交番に届けたのだ。時間がたっぷりあるので新聞を何度も読み返し、経済欄を読むと、ある会社の会長が301万円を落としたという記事が掲載されている。これは自分が拾ったお金のことだと気付くが、記事によると落とした金は届いていないことになっている。これはおかしいと、届けた警官に聞いてみるために出かける。そのときの警官が私服でいるのに会い、あのときの金が届いてないことになっていのはどういうわけかと聞くと、警官が「いや、これから交番に届けようと思っているのだ」というサゲ。

桂三枝創作落語『良心』の感想

これは進行が変わった創作落語で、途中で客席にアンケートを取るんです。主人公の男が迷っているから皆さんの意見を聞かせてくださいという設定で、
 1.届ける
 2.届けないで使う
 3.少しだけ使って届ける
4.たくさん使って届ける
のうち、あてはまるもののところで拍手してください、というアンケート。「桂三枝大全集 創作落語125撰 第51集」に収録されているものだと、1と2が同じくらい、3が一人(!笑)で、4が0人。

解説によると、このアンケートは金額や高座が行われた場所によって結果が違うみたいですよ。地方だと1の届けるが圧倒的に多いのですが、都会では答えが割れるとのこと。さて、あなたがこの創作落語を舞台で聞いたら、どの回答で拍手します(笑)?

桂三枝創作落語『良心』が聴けるCD

桂三枝大全集 創作落語125撰 第51集
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