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桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『イキイキため息』

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桂三枝創作落語『イキイキため息』のあらすじ

居酒屋で一人の客がよく見かける客に話しかける。この席に座っているのを何度か見かけるので、そんな偶然もあるのかと思い、声を掛けてみたのだ。すると話しかけられた男は、偶然ではない、実はここはこの時間私の指定席なのだという。この男はとにかく隅っこでないと落ち着かないのだ。毎日同じ時間にこの席に座り、時間までは店の外で待っているくらいの徹底ぶりだという。

話を聞くと会社でも窓際で、家では自分以外のものが明るくて落ち着かない。料理も、メインを飾るようなものは嫌いで、他の食べ物の汁を吸って何とか身を立たせる高野豆腐などが好きという。話しかけた男は、あなたと話していると暗くなってくるといい店を出る。男もちょうど帰る時間になったので帰途につく。

家に帰ると、出戻りの娘が男を連れて会って欲しいと呑気なことを言う。浪人生の息子は映画を観にいっているというし、お風呂に入ろうとすると妻が入っているという。用意していあるご飯は買ってきたホカ弁で、やっていられないから酒でも飲もうと思ったら、おばあちゃんに飲まれている。おばあちゃんにひどいと文句を言うと、耳が遠くて聞こえていない。男はうんざりして、また外で飲んでやろうと家を出る。

いつもの店に行くと、店の大将がこんな時間に来るのは珍しいとびっくりする。男が席を取っておいてもらっている時間ではないので、いつもの席には他の人が座っていると大将がいうと、男は席を一つずれてくれるよう頼んでみてくれないかと言う。座っている男は移動するのを嫌がるが、男はむしろそれを聞いて、「自分のように隅っこでないと生きていけない人がいるというのは嬉しい」と喜び、男の隣に座る。すると、座っている男が「いや、別に隅っこが好きなわけではない。あなたが座っている席にしょうゆがこぼれていたのだ」というサゲ。

桂三枝創作落語『イキイキため息』の感想

隅っこが落ち着くって、確かにありますよね。電車でも端っこの席の方が先に埋まる気がしますが、あれは降りるときの都合なんかもあるか。でも、実際店のカウンターで埋まりやすい席と埋まりにくい席というのはあるのではないかと思います。

桂三枝大全集 創作落語125撰 第51集」の解説には、実際にあった寿司屋のカウンターでの出来事が書いてあります。とある漫才師と一緒に寿司屋に行ったときに、三枝さんも困り果てたとの話の、最後にその漫才師が誰かということがわかり納得します。そちらのサゲは明かさないので、ぜひ読んでみてください!

桂三枝創作落語『イキイキため息』が聴けるCD

桂三枝大全集 創作落語125撰 第51集
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