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桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『妻の旅行』

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桂三枝創作落語『妻の旅行』のあらすじ

定年を迎えて家にいる父親を、離れて暮らしている息子が呼ぶ。やってきた父親への話は母親のこと。母親が今度沖縄旅行に行くのに息子のところにお小遣いをもらいに来た。そのついでに、自分が旅行に行くというと、夫がぐちぐちうるさい。もっと機嫌よく旅行に送ってくれればいいのにと愚痴を言っていた。親父の気持ちもわかるが、気分よく送ってやれという息子。

父親が言うには、自分の妻は大阪のおばはん。とにかく口やかましい。自分がすること全てに突っ込みを入れるし、それどころか電子レンジやテレビのドラマにも突っ込みを入れまくり。オリジナル料理という名のめちゃくちゃな料理をするし、一緒にいると疲れるばかり。

それを聞いた息子が、「だったら旅行に機嫌よく出してやればいいじゃないか」というと、父親の返事は「お前はわかっていない。前に旅行に行くときに喜んで行ってこいと言ったら、『普通だったら一緒に行きたがるのに、素直に送り出すというのは何か悪いことをしようとしているのではないか』と言われた。だから、あえてぐちぐち文句を言っているのだ」。息子は、深いと感心して帰っていく。

さて、沖縄旅行の当日、夫は旅行について文句をいい、妻は言い返しながらバタバタ支度をして出て行った。妻が出て行ったとたんに、夫はのびのび。友達をマージャンに呼ぶ計画を立てる。そこにドアチャイムがなり、誰かと思って出てみたら、妻が「一人行けない人ができたから、一緒に行こう」というサゲ。

桂三枝創作落語『妻の旅行』の感想

夫の妻に対する愚痴は、誰しも「わかる、わかる」と言いたくなるものばかり。奥さんがいない人でも、職場や遊び仲間に絶対いそうです、こんなおばさん(笑)! っていうか、自分もこれやっているって思う人もいるのではないでしょうか。テレビへの突っ込みなんて、大抵の人がしていますよね(笑)。

桂三枝大全集 創作落語125撰 第45集」には、そういう身近な笑いこそが大衆演芸だという三枝さんの意見が書かれています。このCDの解説文は、いつになくまじめな文章ですので、三枝さんのお笑いに関するまじめな話を読みたい方にはお薦めです。

桂三枝創作落語『妻の旅行』が聴けるCD

桂三枝大全集 創作落語125撰 第45集
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