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桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『若年寄天下御免』

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桂三枝創作落語『若年寄天下御免』のあらすじ

男性ものの洋服を売っているお店の主人が、息子に店番を頼もうとすると、妻がやってくる。二人は、息子が骨董を集めたり、ふんどし穿いたり、浪曲の集まりに参加したり、やたらと年寄りじみていることを心配している。息子にかかってくる女性からの電話といえば、浪曲仲間のおばあさんだというので、主人はこれから業者との話し合いに行くついでに、いい見合い話がないか聞いてみるという。

その後、母親も買物に行くので、息子に店番を頼む。くれぐれも浪曲を大声で歌ったりするなと釘を刺して、母親は買いものに出かける。残された息子は、一人で浪曲が何で受け入れられないのかと愚痴を言っている。愚痴を言いながらだんだん浪曲を歌いだす。

船に乗った森の石松が、飲み食いしながら周りの話を聞いている。博打うちに詳しい男が、街道一の親分と言えるのは誰かと聞かれ、五年経たないと出てこないというと、他の男が清水の次郎長がいるだろうという。森の石松は喜んで、自分の身を明かさずに「清水の次郎長の一番の子分は誰か」と聞き、自分の名前が出てくるのを期待する。

この浪曲を聞いた近所のおじさん、浪曲だとはわからずにヤクザが店にやってきたのだと思い込む。「(清水の次郎長より偉い親分がいて)たまるかい」という言葉から借金取りだと見当をつけ、「森の石松だ」という言葉を聞いて「森野、(この男を)始末だ」と思い、店の息子が殺されると警察を呼ぶ。

気持ちよく歌っていた息子だが、気がついてみると近所のおじさんと警官が集まってきた。おじさんが息子一人でいるのを見て訳を聞き、やっと浪曲だったとわかる。「ところで、皆さん集まって何をしているのか」と聞く息子に、おじさんは「浪曲の続きを聴きにきたんだ」というサゲ。

桂三枝創作落語『若年寄天下御免』の感想

落語自体、今はドラマなどの影響で流行ってきましたが、それまでは「古い」というレッテルを貼られていましたよね。「桂三枝大全集 創作落語125撰 第45集」には「おしゃれな雑誌と組んで無理矢理特集をやってもらう」という三枝さんの案が書いてありますが、やはりドラマの方が影響力あるようです。古くは「タイガー&ドラゴン」、最近では「ちりとてちん」など、落語を扱ったドラマが流行って、落語のCDが売れたり、寄席のお客さんが増えたりしているのだとか。かくいう私も、最近聴き始めた一人です(笑)。

それにしても、私はこの創作落語を聴くまで、森の石松が「馬鹿は死ななきゃ直らない」とからかわれるようなキャラクターだとは知りませんでした。やはり、落語は知識が増える趣味ですよね(笑)。

桂三枝創作落語『若年寄天下御免』が聴けるCD

桂三枝大全集 創作落語125撰 第45集
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