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桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『幽霊アパート』

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桂三枝創作落語『幽霊アパート』のあらすじ

部屋を探している男がボロいアパートを見つける。こういうところなら安いだろうと思って、声を掛けて住民を呼び、大家さんはどこかと聞く。するとその住民は、大家は遠くに住んでいて、自分が部屋の管理の代理をしているという。さっそく部屋を見せてもらうと、風呂はないが銭湯が近くにあり、コンビニも近くて便利、敷金はなしだという。が、家賃を聞くと5万5千円と言われ、部屋を探している男はそれは高すぎると不満に思う。

すると、住民の男は、この家賃は毎月払うのではなく、毎月大家がくれる金だという。それはどういうことかと聞くと、あるときからアパートに幽霊が出るようになった。昔、商店街の氷屋の愛人の女性がアパートに住んでいたのだが、めった刺しにされて殺されて、いまだに犯人は誰だかわからない。その女性の墓がアパートの向こうにある。亡くなった頃は幽霊は出なかったが、大家がこのアパートをつぶして、土地を売ろうとしたときから出るようになった。大家は変な噂が立って、土地の値段が下がると困るので、お金を払って住んでもらっているのだという。住民が幽霊の様子を臨場感を出して話すと、部屋を探していた男は一目散に逃げていく。

そこに他の住民がやってきて、今男が飛び出していったのは何かと聞く。男は、一つ部屋が空いていると、荷物を置いたり、皆で集まったり、何かと便利なので、部屋を探しに来た人には嘘をついて怖がらせているのだと説明する。

そこにまた別の男が部屋探しにやってくる。今度の男は強面で、パチンコで散財し、嫁に追い出されたので、部屋を探しているのだという。幽霊の話をしても怖がらず、部屋に入ると決める。困ったのは嘘をついた住民。歓迎会を装って、いろいろ怖がらせて、どうにか追い出そうと企むが、いい案が浮かばない。こうなったら、住民の皆のために嘘をついていたんだから、大家に払う家賃と男に払う家賃は皆で折半しようなどと言っている。

そこに男がやってきて荷物を運び込む。住民の話ではアパートの向うに寺と墓地があるということだったのに、部屋に入るとビルが建っていて、話が違うという。このビルは本当は何だと聞いて、パチンコ屋だと答えると、そんな怖い部屋には住みたくないといって逃げるというサゲ。

桂三枝創作落語『幽霊アパート』の感想

心霊スポットって、嫌がる人もいるけど、面白がる人もいるから、本当にこの創作落語のようなことをやったら、入りたいという人がたくさん来そうですね。たぶん、アパートの住民はからかって楽しむどころではなく、お金が苦しくなってしまうでしょう(笑)。

桂三枝大全集 創作落語125撰 第52集」には、三枝さんが中学生時代に自分のアパートで体験した話が載っています。これは、確かに怖い。同じ状況になったら、きっと大人の私も逃げ出します。

桂三枝創作落語『幽霊アパート』が聴けるCD

桂三枝大全集 創作落語125撰 第52集
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