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桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『救急結婚相談所』

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桂三枝創作落語『救急結婚相談所』のあらすじ

救急結婚相談所という看板の事務所に男がやってくる。ここは急いで結婚相手を見つけてくれる人に相手を紹介してくれると聞いたが本当かと聞くと、遅くても1年以内、早ければ明日結婚できる相手を紹介するという。だが、遅い方がいい相手が揃っているし、早いとそれほどの相手でないと説明される。男は1週間から10日の間に結婚したいと希望を出す。

まずは用意された書類に記入しながら、どうして急いで相手を探しているのか説明してくれという事務員に、男は中近東に海外赴任することになったと言う。海外赴任は妻帯者が条件で、婚約者がいたので大丈夫だと思っていたが、土壇場で破談になってしまい、急いで相手を探しているのだ。

要望を4つ言ってくれという事務員に、男は、第一に容姿端麗、第二に従順な女性、第三に日本料理をきちんと作ってくれること、第四に日本舞踊や三味線などの伝統芸能ができる人と要望をあげるが、事務員はそんな人はいないと言い切る。それでも、コンピューターに条件を打ち込み、条件に合う人を検索する。

最初に検索された女性は、写真の姿も美しく、趣味も合いそう。だが、「美しいですね、若い頃は」という事務員の言葉を聞きとがめると、30年前の写真ということで、男は断る。次に紹介されたのは、年頃も男とちょうどよく、写真の姿もいい。写真の日付も確認して、これで大丈夫かと思ったら、小さい子供が3人いると聞き、中近東にそんなに連れて行くのは無理だと断る。

次の女性は、趣味は日本料理、お花、お茶、生け花と聞き、それはいいと男は喜ぶ。が、写真を見せてもらうと、姿はボブ・サップ。その次の女性は、キュートな印象。子どもと写っている写真を見て、また子持ちではと疑うが、仕事が保母さんとのこと。29歳で、30代になる前に結婚したいという。男が事務員に、言い残していることはないかと確認し、最後の女性と会うことに決める。

見合いの後、男はあの女性なら文句がないと絶賛し、彼女に決めたという。喜んで、海外から絵葉書を送るという男に、事務員は「出せたら出してください」という。それはどういう意味かと聞くと、この女性は実家が農家で、結婚相手には養子に入ってもらって、農家を継ぐのが条件とのこと。せっかくいい人なのに、と残念がって、「断ります」という男に、事務員が「それでは彼女に伝えておきます」というと、男は「いや、会社の方を断ります」というサゲ。

桂三枝創作落語『救急結婚相談所』の感想

ボブ・サップ、懐かしいですね~。若い方で、ボブ・サップがわからない方は、ぜひ画像検索してみてください。ボブ・サップが着物着て日本舞踊を踊っているのを想像するだけでも恐ろしいです(笑)。

それにしても、この創作落語の、男が要望を4つ挙げる部分。10日以内に結婚したいと言っているわりには、勝手な要望を出すなあと思いますが、結構そんなものなのかもしれませんね(笑)。救急結婚相談所の方も、「そんな人はいない」という言葉を聞かせるために、この4つの希望を聞く時間を作っているのかも。

桂三枝大全集 創作落語125撰 第53集」には「何事も急がない方がよいと思って、こんな落語を作った」とありますが、「新婚さんいらっしゃい」の司会をしている三枝さんの言葉だと思うと重みが違いますね(笑)。あの番組はバラエティなので笑いに持っていってますが、笑えないカップルもあったりして。。。(苦笑)

桂三枝創作落語『救急結婚相談所』が聴けるCD

桂三枝大全集 創作落語125撰 第53集
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