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桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『お父さんが芸術に目覚めた日』

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桂三枝創作落語『お父さんが芸術に目覚めた日』のあらすじ

息子の中学校に呼ばれたお父さん。出てきた校長に、もしかしてカンニングでもしたんですかと聞くと、カンニングもしたが、今日来てもらったのは、息子さんがアダルトビデオを学校に持ってきたことだという。息子に見つからないよう一生懸命に隠したのにすみません。処分しますと約束し、お父さんは家に帰る。

家に帰って、お母さんに呼ばれた理由を説明すると、「だから早く処分しといてと言ったのに」とお母さんは言う。お父さんは「処分しようと思ったら、お前がまだ見てないものがあると言ったんじゃないか」と返す。とにかく処分するのに、中身が見えないよう厳重に袋につめて、いざ家を出ようとしたところで、息子が帰ってくる。

息子はその紙袋は何かと聞き、お父さんが散歩に行くというので、散歩に行くのになぜそんな荷物を持っていくんだと、息子は余計不審に思う。まさか自分が集めているモーニング娘のグッズを捨てるのではと中身を見たがり、アダルトビデオが入っていることが息子にばれてしまう。息子は、こんなのもの教育上よくないから処分した方がいいと生意気な口を利き、ポロっと「全部見たから」などと言っている。

お父さんが行った先は部長の家。アダルトビデオを処分しようと家を出たはいいが、捨てたところで自分の息子のような子供に見つかったらいけないし、どうしようと思いながら歩いていたら、部長の家まで来てしまったのだ。部長は、文句を言いながらもしぶしぶ預かるが、これを機会にこういうのをやめたらどうかと忠告する。お父さんは、会社でも発売された写真集全てを持っていると噂され、エロ課長と呼ばれるほどなのだ。

そこで部長が提案したのは絵画教室。後輩がやっている絵画教室なのだが、裸体のデッサンがあると聞き、お父さんはすっかり乗り気になって、翌日その絵画教室に行くことにする。

絵画教室に顔を出したお父さん。先生が「何コースがいいか」と聞いても、「興奮するコースがいい」と言ったり、どうも動機が不純。とりあえずデッサンをしようということになり、ちょうどそのとき開催されているデッサンをやってみることにする。教室に入ると裸体デッサンを行っており、お父さんは大興奮。もっと前に行きたいだの、組んでいる足を下ろして欲しいだの、あれこれ言って、先生に早く描けと怒られる。

ポーズが終わって、お父さんの描いた絵を見ると、首から上は必要ないと言って描いていないし、本当のポーズと違って、脚が開いた絵を描いている。先生が「あなたには絵心があるんですか」と注意すると、お父さんは「絵心はないけど、下心はあります」というサゲ。

桂三枝創作落語『お父さんが芸術に目覚めた日』の感想

「お父さんが芸術に目覚めた日」という創作落語ですが、絵画が出てくるまでの話も十分面白いですね。息子の学校だろうが、会社だろうがエロ路線を突っ走るお父さんは、ある意味一本筋が通っています(笑)。

桂三枝大全集 創作落語125撰 第47集」によると、三枝さんは中学生の頃、絵画教室に通ったことがあるそうです。その絵画教室は、裸体デッサンをしたスケッチブックを母親に見つけられて、辞めてしまったとか。この創作落語には、その絵画教室を続けたかったという思いが込められているのかも?!

桂三枝創作落語『お父さんが芸術に目覚めた日』が聴けるCD

桂三枝大全集 創作落語125撰 第47集
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