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桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『大きい小さい』

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桂三枝創作落語『大きい小さい』のあらすじ

ある男が課長に昇進して友達に褒められている。どうして課長になれたのかと聞くと、目が多いいところが社長に気に入られたとのこと。社内では、耳が大きくて部長になった人もいるというので、どうして社長はそんなに大きいのが好きなのかと友達は不思議に思うが、その理由はわからない。

その会社で、支社の女性が本社の秘書に抜擢される。彼女の背がものすごく高いのだ。彼女は、本社に出勤する前に説明を受け、社長は大きいのが好きだから、ヒールのある靴を履いてくるようにと言われる。また、社長の身体は小さいのに、社長室の机や椅子は大きいので、見ても笑わないように気をつけろ、社長ははっきりした物言いが好きだから、「はい」「いいえ」「好き」「嫌い」とはっきり返事しろとも忠告される。

後日、社長と新任の女性が初めて顔を合わせる。「君は小樽の生まれか」「両親も身体が大きいのか」という質問に元気よく「大好きです!」と答える女性に、社長は落ち着きなさいという。女性の方から「社長はどうして大きいものが好きなんですか」と聞くと、社長は子どもの頃の話をする。子どもの頃から身体が小さく、貧乏で、お祖母さんに「小さいということは無駄がない」と言って育てられたから、小さいことは嫌いではない。だから周りに大きなものを置いて、自分の小ささを感じられるようにしているのだ。

ただお祖母さんは同時に「夢は小さくてはダメ。大きい夢を持ちなさい」と言った。私もこの健康食品会社を世界一大きくして、うちの食品を食べた子供たちに大きな身体になって欲しいと思っている。あなたも大きな夢を持ちなさい。あなたの夢は何ですか、と聞かれた女性が「私の夢はかわいいお嫁さんになりたいんです」というと、社長が「それは大きな夢だ」というサゲ。

桂三枝創作落語『大きい小さい』の感想

ジャイアント馬場は自分が大きくて嫌な思いをしたので、他人の身体のことは絶対にあれこれ言ったりはしない、という話は、三枝さんの創作落語のマクラで聴いたような気がするのですが、この創作落語は思いっきり身体のことをネタにしてしまっていますね。こういうのは、コンプレックスにならずに個性として活かせるよう、周りも気をつけないといけないですね。

桂三枝大全集 創作落語125撰 第54集」の解説によると、この創作落語は三枝さんが作ったのではなく、創作落語夢大賞の応募作品から選ばれたものだそうです。身体の大きい小さいをネタにした落語は古典落語にもあるそうですね。あまり身構えずに、単純に笑ってしまうのがいいのかもしれません。

桂三枝創作落語『大きい小さい』が聴けるCD

桂三枝大全集 創作落語125撰 第54集
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