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桂三枝の創作落語あらすじメモ

桂三枝の高座を実際に聞いて、面白いと思い、創作落語のCDを聴くようになりました。どの演目がどんな内容だったかという自分用のあらすじメモを兼ねて、桂三枝の創作落語を紹介していこうと思います。

CurrentIcon 『メルチュウ一家』

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桂三枝創作落語『メルチュウ一家』のあらすじ

田舎で暮らしているおじいさんのところに息子が突然やってきた。どうして事前に連絡してこないのだとおじいさんが聞くと、息子は電話したけど出ないので心配してきたという。朝の7時から夜中の1時まで1時間おきに電話したのにと息子が言うと、おじいさんはそれは出られないという。早起きのおじいさんは5時には起きていて、朝御飯を食べたら外出し、友達と一緒の時間を過ごしている。帰ってくるのは午後6時半くらい。お風呂に入ったら眠くなるので、起こされないよう電話に座布団をかぶせて寝ているという。

おじいさんが何の用事で来たかとあらためて息子に聞くと、おじいさんのために携帯電話を買ってきたのだという。ちゃんと連絡がつくように持っていてくれという息子だが、おじいさんは要らないという。そこを息子は説得し、おじいさんが友達が歩きながら携帯電話で話していて気付かず自転車で大怪我したと言うと、歩いているときは電話に出ず、後で着信履歴を見て掛ければよいと説明。皆でいるときに携帯電話が鳴るとうるさいから嫌だというと、バイブにすればいいと説明。携帯電話を嫌がるおじいさんに、機能をいろいろ教える。

後日、おじいさんが初めてメールを送ってみるということで、家族みんなでおじいさんからのメールを待つ。来たメールは、最初は本文なし。その後も、ひらがなばかりのメールや、変換間違いだらけの文章しか打てず、おじいさんは疲れてしまう。

しばらくすると、家族皆がおじいさんのことをぼやいている。ホームヘルパーのミヨちゃんにメールの打ち方を教わったおじいさんは、一日中家族にメールを送るほどのメール中毒になっていた。暇なだけにひっきりなしにメールを送り、返事が遅いとまだかまだかと返事を催促するおじいさんに家族皆が悩まされ、しかも携帯代金は息子が払うということになっているので、妻はどうにかしてくれと夫に頼む。

おじいさんからのメールを避けるには、メールを解約するしかないということになり、おじいさんに「家族皆でメールを解約するから、これからは電話で連絡を取るようにしよう」と最後のメールを送る。メールが楽しくなってきたところだから、絶対怒るだろうと家族がびくびくしていると、返信メールには「やっと気付いたか」とうサゲ。

桂三枝創作落語『メルチュウ一家』の感想

確かにメールって、電話でした方が早いってことを書いてたりしますよね(笑)。メールが多い人に苦しめられていて、この創作落語の気持ちがわかるひ人も少なくないかも。

私は「桂三枝大全集 創作落語125撰 第62集」で聴いたのですが、変換間違いのネタのところでは、三枝さんが何かを言うより先に観客の笑い声が起きるんです。これは、携帯画面を大型画面か何かに映し出しているのかな。察するに、「今説明書を読んどる」を「今説明書を四ドル」といった具合に変換しているみたいです。こういう点、CDで聴くと想像力を働かせるしかないですね。

おじいさんに携帯電話の機能を説明するところでも、変換間違いというか勘違いの笑いが続きます。息子が「メールを送れば妻が返信してくるから」と言うのを、おじいさんは「妻が変身する」と受け取ったり、息子が「アドレス帳から妻を選択して」と言うのを、おじいさんが「妻を洗濯する」と受け取ったり。同音異義語を駆使した創作落語という感じですよ。

桂三枝創作落語『メルチュウ一家』が聴けるCD

桂三枝大全集 創作落語125撰 第62集
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